茨城県産婦人科医会・茨城県医師会共催
日本母体救命システム普及協議会公認
第52回J-MELSベーシックコースおよび第1回硬膜外鎮痛急変対応コースのご案内
拝啓
清秋の候、皆様におかれましては、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。また日頃は県内周産期体制の維持において大変お世話になっております。
我が国の妊産婦死亡の一段の低下を目指すには、産婦人科医師のみでなく、救急医、麻酔科医などの全身管理医、コメディカル等との協働及びそのための実践教育が重要と考えられております。「日本母体救命システム普及協議会」のJ-MELSベーシックコースは、あらゆる職種の周産期医療関係者に標準的な母体救命法を普及させることを目的としております。https://www.j-cimels.jp/
茨城県産婦人科医会では2016年7月より茨城県内で医師、助産師、看護師、救急救命士向けにコースを開催しております。2024年9月現在、ベーシックコース51回開催し、約1100名が受講修了しました。最近では、チーム医療・多職種協働を意識したプログラムにしております。
県内でコース開催を始めてから約8年になります。最近では、新しいシナリオも取り入れたコース開催を行っています。まれな母体の急変に対応するためには、定期的に知識・スキルを更新することが必要です。以前受講された方も更新のために受講ください。
また、今回茨城県内では初めて、硬膜外鎮痛急変対応コースを開催します。無痛分娩などで使用される硬膜外麻酔時の起こり得る急変の対応を学ぶコースです。このコースは、厚労省の「無痛分娩の安全な供給体制の構築についての提言」にて、産婦人科医の無痛分娩管理者および無痛分娩担当者の受講が推奨されています。*硬膜外麻酔の手技を学ぶコースではありません。
茨城県産婦人科医会は、今後とも様々な活動を通じて、周産期医療の向上、地域社会の福祉に貢献できるよう努めます。
敬具
2024年10月吉日 茨城県産婦人科医会
日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS)
設立団体:日本産婦人科医会、日本産科婦人科学会、日本周産期・新生児医学会、日本麻酔科学会、日本臨床救急医学会、京都産婦人科救急診療研究会、妊産婦死亡検討評価委員会
協賛団体:日本看護協会、日本助産師会
日時・会場
日 時:2024 年12月8日(日)
①ベーシックコース 9:00-13:10
②硬膜外鎮痛急変対応コース 14:00-16:50
会 場:水戸赤十字病院
〒310-0011 茨城県水戸市三の丸3丁目12−48
主 催:茨城県産婦人科医会
後 援:茨城県医師会
共 催:水戸赤十字病院
対象者:①医師・助産師・看護師・救急救命士・臨床研修医など
②産婦人科医(ベーシックコースの受講履歴が必要)
※県外からも募集可能ですが、県内を優先します。
※感染蔓延等の理由で、急に開催が出来なくなる場合があります。
①ベーシックコース内容 https://www.j-cimels.jp/course/8
ベーシックコース:4時間10分
書籍『母体急変時の初期対応(第3版)https://store.medica.co.jp/item/302290842』(事前に購入し、一読して下さい)に基づき、妊産婦・産褥婦の病態の特殊性を考慮した心肺蘇生法等の実習や実践的なトレーニング(産後の出血性ショック、肺塞栓症、脳血管障害などの場面を設定し、 各疾患での母体の救命処置の実技等)を行います。
*麻酔科専門医・救急専門医・集中治療専門医など全身管理医の先生におかれましては、コース見学により各コースを講習を受講したことと見做します。見学ではなく、コースに参加希望の場合には受講料が発生します。詳しくはお問い合わせください。office@ibaog.jp
コース 番号 |
コース内容 |
実施日時 |
時間 |
対象職種 |
I-B-52 |
ベーシック 18名予定 |
12月 8日(日) |
9:00 – 13:10 |
産婦人科医 |
②硬膜外鎮痛急変対応コース内容 https://www.j-cimels.jp/course/11
硬膜外鎮痛急変対応コース:約3時間
無痛分娩に関わる医師が、母体急変の対応をシミュレーションを通して学ぶコース(無痛分娩手技等を学ぶコースではありません)
J-MELSベーシックコースの有効期限内の認定が必要です。当日、午前のベーシックコース受講でも有効です。
*麻酔科専門医の先生におかれましては、コース見学により各コースを受講したことと見做します。
コース 番号 |
コース内容 |
実施日時 |
時間 |
対象職種 |
I-E-1 |
硬膜外 |
12月 8日(日) |
14:00 – 16:50 |
産婦人科医 |
受講費
①ベーシックコース(半日)
産婦人科医・助産師:13,000円 (県外 15,000円)
臨床研修医・看護師・救急救命士:10,000円(県外 15,000円)
*日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS)の登録料3千円は別途必要
②硬膜外鎮痛急変対応コース(半日)
産婦人科医:15,000円 (県外 22,000円)
申込方法
受講または見学希望の方は10月14日(月)15:00までに下記リンクから申し込みをお願いします。メールでの申し込みは受付しません。
*救急医・麻酔科医の方の見学も、同じフォームから申し込みお願いします。
*受講条件:県外の方も受講可ですが、県内を優先します。
*受講者希望者が定員より多い場合には、コース主催団体内の協議で受講者を選抜させていただきます。
*受講の可否は、10月17日(木)までにメールにて送付させていただきます。その案内に従って受講の手続き・受講料の振込先等をしてください。また、連絡が来ない方は事務局までメール・お電話等にてご連絡をお願いいたします。
*勤務等の都合で受講が難しくなった場合は、同一施設内で受講者を変更することは可能です。事務局に変更を連絡ください(こちらからの受講費返還はありませんので当事者間でやりとりお願いします。)
2020年9月より新しい開催方式になっております。
受講される方(既受講者も含む)は、事前にJ-CIMELSホームページよりプレテストやe-learningを受け、登録することが必要になります。受講決定およびキャンセル待ちの方は必ず登録してください。
登録方法は、J-CIMELSホームページから行います。
一度登録されているが未受講の場合には、再度登録する必要はありません。
*日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS)の登録料3千円は茨城県産婦人科医会へ支払う受講費とは別に必要です。
更新について
以前、ベーシックコースを受講され、認定番号を持っている方は更新をお願いします。
更新のためには、①更新コースを受講する または ②再度ベーシックコースを受講する のどちらでもOKとあっています。ただし、更新コースはまだ全国的にも開催準備中です。
申込フォーム
下記リンクからお申込みをお願いします。
申込締切:2024年10月14日(月)15:00(厳守ください)
お問合せ
茨城県産婦人科医会 事務局
TEL 029-241-1130
電子メール office@ibaog.jp